はじめに:ギャンブル依存症と治療の選択肢
ギャンブル依存症は、経済的損失や人間関係の悪化など深刻な問題を引き起こす疾患です。依存症からの回復には本人の努力だけでなく、適切な治療と支援が欠かせません。治療法には薬物療法からカウンセリングまで様々ありますが、近年認知行動療法(CBT: Cognitive Behavioral Therapy)がその有効性から大きな注目を集めています。 本記事では、ギャンブル依存症に対するCBTの効果を最新のエビデンスに基づいて詳述するとともに、代表的なCBT技法(ABCモデル、思考記録表、代替行動リスト)を具体例とともに紹介します。また、CBT以外の支援手法である動機づけ面接(MI: Motivational Interviewing)や12ステップ・自助グループ(例:ギャンブラーズアノニマス)との比較も行い、それぞれの特徴や併用の可能性について述べます。読者が治療法選択の参考にできるよう、科学的文献の知見を交えながら、当事者・医療従事者・カウンセラー・家族支援者のすべてに役立つ情報提供を目指します。
認知行動療法(CBT)の有効性:エビデンスに基づく効果
CBTは様々な精神疾患の治療に効果を上げているエビデンスベースの療法であり、ギャンブル依存症にも適用されています。 複数の研究とメタ分析が、CBTがギャンブル行動の減少に有効であることを示しています。例えば、Goodingら(2009)の系統的レビューでは、CBT介入群は対照群に比べて3か月から最大24か月後まで持続的にギャンブル行動が有意に減少していました 。さらに最新のレビューでも、CBTはギャンブルによる害を減らす治療法として最も強力な実証的裏付けがあると報告されています 。こうした研究結果は、CBTが比較的短期間の介入であっても長期的な行動変容につながり得ることを示唆しています。
CBTがギャンブル依存症で効果を発揮する理由の一つは、この療法が「ギャンブル行動を維持している認知(考え方)と行動パターン」を直接修正することにあります 。ギャンブル依存症の当事者には、「ギャンブラーの誤信(ギャンブラーズ・フェイラシー)」や「コントロールの錯覚」、「損失への追跡(負けを取り返せるという信念)」といった非合理的な思い込みがよくみられます 。CBTでは、こうした認知の歪みを自覚し現実的に捉え直す訓練を行います。また、ストレス対処や問題解決スキル、衝動コントロールの技術を身につけることで、ギャンブルに頼らない生き方を支援します 。以下では、CBTの中でも特に有用とされる具体的技法と、その効果を事例とともに紹介します。
CBTの代表的技法とギャンブル依存症への応用
ABCモデル:トリガーと信念の分析による行動理解
ABCモデルは、出来事(A: Antecedent/Activating event)、それに対する認知や信念(B: Belief)、そして結果として生じる感情・行動(C: Consequence)の関係性を分析するフレームワークです。REBT(論理情動行動療法)に由来するモデルですが、CBT全般で広く用いられています。ギャンブル依存症の場合、このモデルを用いて「なぜその瞬間にギャンブルをしてしまったのか?」を紐解くことができます。
ケース例:カズオさん(40代・会社員)
カズオさんはパチンコに長年のめり込み、給料日の後には必ずと言っていいほどパチンコ店に直行してしまう日々が続いていました。CBTのセラピーでABCモデルを使って振り返ったところ、彼の場合は以下のパターンが浮かび上がりました。
- A(状況/誘発事象):月末の給料日、仕事のストレスと達成感が入り混じった帰宅途中に、駅前のパチンコ店のネオン看板が目に入る。
- B(信念・考え):心の中で「今日は給料日だから少しくらい遊んでも大丈夫だ」「ストレスも溜まっているし、パチンコでスカッとしたい」と考える。また、「最近負けが続いたから今日は勝てるはず」という根拠のない期待も抱く。
- C(結果の行動・感情):足が自然とパチンコ店に向かい、そのまま何時間も遊技台に没頭してしまう。最初は高揚感を得られるが、結局は財布が空になり、後悔と自己嫌悪に襲われて深夜に帰宅する。
このようにABCモデルで自身のパターンを整理することで、「給料日」という出来事自体がギャンブル行動を直接引き起こしているのではなく、そのときの「大丈夫だろう」「勝てるはず」という信念が衝動を生んでいることが理解できます。カズオさんの場合、セラピストとともにB(信念)の部分に注目し、それが妥当か検証しました。例えば「負けが続けば次は勝てるはず」という考えに対しては、「過去にも同じように考えて賭け続けた結果、さらに負けが嵩んだことが何度もあった」など現実のエvidenceを確認します。こうして誤った信念を論理的に反証し、「たとえ給料日であっても、ギャンブルをすればお金を失うリスクが高い」「ストレス解消にギャンブルは逆効果で、むしろ後で罪悪感が増す」といった新たな見方(適応的な信念)を身につけることで、次第に衝動に抵抗できるようになっていきました。結果としてカズオさんは「給料日=パチンコに行く日」という思い込みを修正し、ストレスを感じたときには他の発散法を試すなど行動の選択肢を増やせるようになりました。
思考記録表:自動思考の可視化と認知の修正
ギャンブル依存症の克服には、ギャンブルに誘導する自動思考(自分でも意識せず浮かぶ考え)を把握し修正することが重要です。そこで役立つのが思考記録表(思考日記とも)と呼ばれるツールです。これは、日々の中で強い欲求や感情が生じた場面について、「状況」「そのときの感情(強さ)」「頭に浮かんだ考え」「その考えの根拠・反証」「新しい考え」を書き出す表形式のワークシートです。紙やノートはもちろん、最近ではスマートフォンのアプリで手軽に記録することもできます。思考記録表をつけることで、自身の思考パターンの癖を客観視でき、「またいつものパターンに陥っている」と気づくだけでも衝動を和らげる効果があります。
ケース例:ミキさん(30代・主婦)
ミキさんは育児ストレスから逃れるようにオンラインカジノにのめり込んでいました。彼女は「少しだけ…」と思っても気づけば何時間もプレイしてしまい、自己嫌悪に陥ることを繰り返していました。CBTのセッションで思考記録表をつけ始めたミキさんは、ある日の夜に強いギャンブル欲求を感じた場面について次のように書き出しました。
- 状況:子どもを寝かしつけた後、リビングで一人スマホを見ていた。昼間にあった嫌な出来事(子どものイヤイヤ期の対応失敗や夫との口論)を思い出し、落ち込んだ気分だった。
- 感情(強さ):孤独感・虚しさ(80%)、自己嫌悪(50%)、不安(60%)。
- 頭に浮かんだ考え(自動思考):「オンラインカジノで遊べばこのモヤモヤを忘れられるかも」「少しぐらい課金しても私へのご褒美だ」「今日こそは当たるかもしれない」。
- その考えの根拠:以前、一度だけスロットゲームで高額当選した記憶がよみがえり、「あの時のようにうまくいけば…」と思った。
- その考えの反証:しかし思い返せば、高額当選した後に欲が出て結局そのお金も失ったこと、その後も「当たるかも」と何度も賭けて結局負け越している現実に気づく。「モヤモヤを忘れるどころか、負けたらもっと落ち込んでいる」と日記を見返して理解した。
- 新しい考え(修正思考):「オンラインカジノでは問題は解決しない。一時的に現実逃避できても、後で自己嫌悪が強まるだけだ」「今日感じた孤独感は、誰か(友人や支援者)に話を聞いてもらったり、別の楽しいことで紛らわしたりして解消しよう」と書き換えた。
ミキさんはこの作業を通じて、自分をオンラインカジノに向かわせる典型的な思考パターンを発見しました。それは「嫌な気分→ギャンブルで忘れよう→さらに落ち込む」という悪循環です。思考記録表によってその悪循環を紙面上に「見える化」したことで、彼女は自分の考えを一歩引いて見るスキルを身につけ始めました。セラピストの協力のもと新しい考え方を練習するうちに、「ストレス発散にオンラインカジノしかない」という思い込みは徐々に薄れ、代わりに日記を書く・信頼できる人に相談する・音楽を聴いてリラックスするといった健全な対処法を試せるようになりました。その結果、ミキさんは「今日は嫌なことがあったけれど、ギャンブルに逃げなくても大丈夫」と感じられる日が増えていきました。
メモ:思考記録表の効果
思考記録表はうつ病や不安障害の治療でも用いられる基本的技法であり、ギャンブル依存症においても賭博衝動の引き金となる思考を自覚・修正するのに役立ちます。研究においても、ギャンブル問題を抱える人はプレイ中に多くの非合理的な発言や思考を示すことが報告されており 、こうした歪んだ認知を修正することが治療効果と関連することが示唆されています 。実際、認知修正を中心としたCBT介入はギャンブル症状の改善だけでなく、抑うつ・不安の軽減や生活の質の向上にも有効だったとの報告もあります 。
代替行動リスト:ギャンブル衝動に備える具体策
ギャンブル依存症の回復過程では、「ギャンブルをしない」と頭で決めていても強い誘惑や衝動に駆られる瞬間が必ず訪れます。そのときに備えておく対策の一つが代替行動リスト(Alternatives List)です。これは「ギャンブルしたい気持ちになったら代わりにできる行動」をあらかじめ書き出しておくシンプルなものです。衝動に襲われると理性で適切な判断を下すのが難しくなるため、事前に具体策を用意しておくことで緊急時にも建設的な行動に移りやすくなります 。代替行動は人それぞれですが、ポイントは「ギャンブル以外でストレス発散や刺激を得られる健全な行動」を選ぶことです。例えば運動や趣味、リラックス法、誰かとの会話などが典型です 。ギャンブルに代わる活動に没頭できれば、一時的な欲求の波はたいてい30分~1時間もすれば峠を越えると言われています。
ケース例:タケシさん(20代・飲食店勤務)
タケシさんは友人と始めたスポーツ賭博にのめり込み、休日の大半を賭けサイトで過ごしていました。彼は「賭けをやめたいが暇になるとついスマホを開いてしまう」と語ります。セラピーの中で、タケシさんは自分のトリガー(誘発要因)が「暇・退屈なとき」や「職場で嫌なことがあったとき」であると気づきました。そこで、そのような場面で実行できる代替行動リストを作成しました。
- 退屈を感じたときの代替行動:
- スマホゲームではなく近所のジムに行って体を動かす(運動でストレス解消しつつ達成感を得る)。
- 前から興味のあったプログラミングの勉強をオンライン講座で始めてみる(新しいスキル習得に時間を充てる)。
- 行ったことのない公園や街を散策してみる(新鮮な刺激を得て気分転換する)。
- ストレスを感じたときの代替行動:
- 信頼できる先輩や友人に連絡し愚痴を聞いてもらう(人と話して気持ちを整理する)。
- お気に入りの音楽を聴きながらゆっくり入浴する(リラクゼーションで衝動を和らげる)。
- 日記を書く(感じていることを書き出し、自分の気持ちを客観視する)。
タケシさんはこのリストをスマホのメモ帳に保存し、衝動に駆られたときはまずそれを見る習慣をつけました。最初は半信半疑だった彼も、実際に代替行動を実践することで「あのとき賭けずに済んだ」という成功体験を積み重ね、自信を深めていきました。例えば、休日の午後に退屈でたまらなくなり賭けサイトを開きかけた際にジムに行って汗を流したところ、「体を動かすことで気分がスッキリし、賭けたい欲求も薄れていた」ことを実感しました。また、上司と言い争ってカッとなった夜も、リストを見返して日記を書き殴ることで気持ちが落ち着き、賭けに走らずに済みました。
代替行動リストはリ lapse(再燃)防止策としても重要です。ギャンブルをやめ始めた当初は調子が良くても、ふとした隙に我慢が崩れてしまうことがあります。そんな「ピンチ」の局面で、代替行動のストックがあるかないかで結果は大きく異なります。タケシさんのように具体的な代替行動を準備しておけば、「ギャンブルしないと暇でしょうがない」「ストレス解消の手段が他にない」といった心の行き詰まりを打破する道具となり得ます。実際、CBTプログラムの中には問題解決療法の一環としてこのような代替行動の計画を重視するものもあり、衝動への対処スキル習得が長期的な改善につながると考えられています 。
CBT以外のアプローチ:動機づけ面接(MI)や12ステップとの比較
ギャンブル依存症の治療・支援にはCBT以外にも様々なアプローチがあります。その中でも動機づけ面接(MI)と12ステップ・プログラム(自助グループ)は広く実践されています。ここでは、それらの特徴と効果をCBTと比較しながら見ていきます。
動機づけ面接(MI)の役割と効果
動機づけ面接(Motivational Interviewing)は、クライアントの内的な動機づけを高めることを目的としたカウンセリング手法です。依存症治療の導入段階で用いられることが多く、「変わりたい気持ちはあるが行動に移れない」というアンビバレンス(葛藤)を解消するのに効果的とされています 。MIでは非指示的かつ共感的な対話を通じて、本人が自らの目標と価値観を再確認し、自発的に行動変容に踏み出せるよう支援します。
ギャンブル依存症に対してMI単独の効果を検証した研究も複数あり、短期的なギャンブル頻度・金額の減少に有効であるとする報告があります 。Yakovenkoら(2015)のレビューでは、MI介入は最大12か月程度のスパンでギャンブル日数の有意な減少をもたらし、特に介入直後~数か月の期間で金銭的損失の減少効果が認められています 。ただし効果の持続性については不明瞭な点も残り、1年以上経過後の長期効果についてはさらなる検証が必要とされています 。すなわちMIは「今すぐ変わろう」という火種を灯すのに適したアプローチと言え、その後の具体的な行動変容(ギャンブルをしない生活スキルの習得)についてはCBTなど他の手法を組み合わせるのが望ましいと考えられます。
実際の臨床でも、MIは治療への動機づけを高める前段階として活用されることが多いです。ギャンブル依存の当事者は治療に消極的な場合もありますが、MI的アプローチで「このままでは人生がどうなるか」「変わりたい理由は何か」を本人の言葉で引き出すことで、治療への前向きな姿勢を引き出せます。その上でCBTなど本格的な治療プログラムに移行すると、より定着した効果が期待できるのです。近年のレビューでも、CBTと動機づけ面接を組み合わせることで治療効果が高まる可能性が指摘されています 。
12ステップ・自助グループ(ギャンブラーズアノニマス等)の特徴と限界
アルコール依存症の自助グループであるAlcoholics Anonymous (AA)に倣った12ステップ・プログラムは、ギャンブル依存症の領域でもギャンブラーズアノニマス(GA)という形で世界的に展開されています。GAやその他の自助グループは、同じ問題を持つ仲間同士で体験を共有し支え合う場であり、費用もかからず誰でも参加できる利点があります。仲間からの共感や励ましは孤独感を和らげ、当事者が「自分だけではない」と感じられる安全基地となります 。実際、GAに参加することで社会的なサポートネットワークが強化され、禁ギャンブルのモチベーション維持に役立つという報告もあります 。
しかしながら、12ステップ・自助グループの有効性についての科学的エビデンスは必ずしも明確ではありません。Schulerら(2016)のスコーピングレビューによれば、GAに関する研究は限定的で、その治療効果に関する知見は混在しているといいます 。いくつかの研究では、GA単独では十分な効果が得られにくく、専門的な治療(例えばCBT)と併用することで効果が高まることが示唆されています 。例えば、Petryら(2006)のランダム化比較試験では、GAへの参加呼びかけのみの群よりも、GA+個人CBTセッション併用群の方がギャンブル問題の改善率が高いことが報告されました 。このことからも、自助グループは専門治療の代替ではなく補助的な位置づけとして捉えるのが適切かもしれません。
また、GAのような自助グループはプログラムの性質や参加メンバーの雰囲気が合わず継続できない人もいる点にも注意が必要です。先行研究では、GAは歴史的に男性中心の文化が強く、女性は居心地の悪さを感じて長続きしないケースも指摘されています 。近年は女性のニーズにも配慮する動きが出てきていますが、参加者の属性によって感じる支援の質に差がある可能性があります。さらに、12ステップではしばしば「自分は無力であることを認め、より大きな存在(高次の力)にゆだねる」といった精神的アプローチが強調されますが、これに抵抗を感じる人もいます。そのため、自助グループでの回復が合うか合わないかは人それぞれであり、無理に勧めるよりも他の支援策と選択肢を比較検討しつつ、本人の意思で利用してもらうことが大切です。
もっとも、GAをはじめ自助グループは地域コミュニティに根差した貴重なリソースであり、治療終了後のアフターケア(維持のための居場所)として活用する価値は高いでしょう。一度ギャンブルを断っても、孤立して再び衝動に襲われれば再発リスクは高まります。その点、仲間の支えが得られる場に定期的に通うことは、長期的な回復を下支えします。実際、治療プログラム修了後もGAに継続参加した人は再ギャンブル率が低いとの報告もあります(参加頻度が症状改善と相関するとの研究もありました )。従って、CBTなどで賭博衝動のコントロール法を身につけた後も、必要に応じて自助グループに参加し仲間と交流することが、再発予防の一助となるでしょう。
まとめ:自分に合った回復への道を選ぶために
ギャンブル依存症に対する認知行動療法(CBT)は、科学的エビデンスに裏打ちされた効果的なアプローチであり、認知の歪みを正し行動パターンを変えることで持続的な回復を目指すものです。ABCモデルで「衝動の裏にある考え」を見極め、思考記録表で「悪循環となる自動思考」を修正し、代替行動リストで「誘惑に打ち勝つ具体的手段」を備える――これらCBTの代表的技法は、当事者が主体的にギャンブルと向き合い乗り越える力を養うのに役立ちます。実際に紹介した事例のように、CBTを通じて多くの方が「ギャンブルに支配されない生活」への一歩を踏み出しています。
一方で、CBTだけが唯一の道ではありません。動機づけ面接(MI)は治療への第一歩を踏み出す背中を押してくれる対話ですし、12ステップ・自助グループは仲間と支え合いながら回復を続けていく居場所を提供してくれます。それぞれに強みと限界があるため、どれか一つに絞る必要はなく、組み合わせて利用することも賢明です。 例えば、最初はMIでやる気を引き出し、その後CBTで技法を学び、治療卒業後は自助グループでフォローアップするといったリレー型の支援も有効でしょう。重要なのは、本人のニーズや状況に合った方法を選択することです。
ギャンブル依存症の回復は決して楽な道のりではありませんが、適切な支援と効果的な技法を活用すれば、必ず希望は見えてきます。当事者の方は「自分を変える」ためのツールとしてCBTをはじめ様々な手法を試してみてください。医療従事者・カウンセラーの方はエビデンスに基づくアプローチを柔軟に提供し、モチベーション低下時には他手法も組み合わせてみてください。家族や支援者の方は、本人の取り組みを温かく見守りつつ、ときに専門家や自助グループと連携して支えてあげてください。それぞれの立場から適切な関わりを続けることで、ギャンブルの問題に悩む人々が新たな人生を取り戻す手助けとなるでしょう。
参考文献:
- Gooding, P., & Tarrier, N. (2009). A systematic review and meta‐analysis of cognitive–behavioural interventions to reduce problem gambling: Hedging our bets? Behaviour Research and Therapy, 47(7), 592–607.
- Yakovenko, I., Quigley, L., Hemmelgarn, B. R., Hodgins, D. C., & Ronksley, P. (2015). The efficacy of motivational interviewing for disordered gambling: A systematic review and meta-analysis. Addictive Behaviors, 43, 72–82.
- National Centre for Social Research. (2024). Effective interventions for the treatment of gambling that is associated with harm: Rapid evidence review. (GambleAware, Published December 2024).
- Schuler, A., Ferentzy, P., Turner, N. E., et al. (2016). Gamblers Anonymous as a Recovery Pathway: A Scoping Review. Journal of Gambling Studies, 32(4), 1261–1278.
- Petry, N. M., Ammerman, Y., Bohl, J., et al. (2006). Cognitive-behavioral therapy for pathological gamblers. Journal of Consulting and Clinical Psychology, 74(3), 555–567.